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ブラッシングや、櫛を少し強く使うと毛が切れるしまう。 どうすればよいでしょうか?


先天的に毛髪自体の強度不足の方もいますが、おそらく毛髪に損傷があるか、
毛髪自体がパーマネントウ工ーブ、へアダイ、ブリーチ技術の失敗により変質し、
強度が落ちたものだと考えられます。
引っ張り強度計で測定して1本70g以下で切れるようでしたら要注意です。
毛幹の損傷は、ちよっとした工夫でSUMPという
学習器材(昆虫採集用品を置いている売り場で買えます)でレプリカを取り、
200~400倍程度の学習用の顕微鏡で見ることができます。

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毛幹自体の引っ張り強度は簡単に調べるには、長さ10~15cm以上の毛髪1本を取り、
化粧石けんの包装紙に内容量80~100gと表示された製品にセ口ハンテープで
しっかりとくっつけてぶら下げて、切れなければそれほどひどい傷みでは
ないと判断して良いでしよう。正確には引っ張り強度計で測定して、
その結果から正しい数値が得られますから、
それにしたがったトリートメントなどの手入れをすれば良いのですが、
なかなか引っ張り強度計を置いているところがないので、こんな方法を私は考えています。

根本的には新しい健康な毛髪に生え変わるまで、待つ以外に方法はないのです。
なぜなら毛幹部分は単なる出来上がった物質なのですから、応急修理はトリートメントや、
毛髪を保護してくれる硬めの被膜剤の入ったへアスプレーでできますが、
完全な元の毛幹にすることは不可能に近いのです。
しかし、最近のトリートメントはかなりひどい損傷毛もカバーしてくれますから、
今後傷めないようにして、新しい毛髪が生えてくるまで我慢した方がよいでしょう。