ビタミンAは健康維持のためには、
1日男子2000IU(国際単位)、女子1800IU(国際単位)ですが、
米国では50000IU(国際単位)の製剤が売られていて、
人種により必要量がかなり違うのではないかと思います。
明治時代に南極探検が流行したことがあり、当時は保存食もろくになく、
現地調達で、オットセイを常食としていましたが、
食糧部分の肉やレバーには、極寒に絶えるためのビタミンAを
多量に含んだ脂肪が多く、ビタミンAの異常な角化増進作用で、
毛髪サイクルが短縮化され、帰国者の大部分の人が禿げて帰ってきた
という有名な話があります。
社団法人日本毛髪科学協会の渡辺靖前理事長も1日50000IU(国際単位)を
3か月内服した時の副作用を発表しています。
日本の製品では現在せいぜい1粒10000IU(国際単位)くらいです。
一方、抗がん剤の副作用による脱毛は、かなり前から知られていますが、
最近はパーキンソン病の治療薬、ある種のホルモン剤、
油溶性ビタミン剤などの影響による副作用で脱毛が報告されています。
下記のページで、脱毛症の副作用の報告があった薬剤リストを掲載しました。
参考にしてください。