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どうして白髪になるのか? また、遺伝するものなのでしょうか?白髪になりにくい食べ物は?


遺伝的要素ははっきりいって強いです。
白髪になる理由は次のような理由からです。

毛髪をつくっている毛母細胞と同じ場所に、毛色素細胞というメラニン色素をつくり
毛母細胞に送り込んで、毛髪に黒い色を与えている細胞があります。

この細胞には、はじめから色素があるのではなく、無色透明のアミノ酸である
チロシンが含まれていて、これがチロシナーゼという酵素の働きで、DOPA→
DOPAキノン→DOPAクローム→インドール5・6キノン→メラニンと変化して、
日本人の毛髪をつくっています。

このメラニンにはユウ-メラニンという東洋人に多くみられる、黒色で量が減ると
褐色から茶色、金色となり、なくなると白髪になるものと、欧米人に多くみられる
フェオ‐メラニンという赤褐色の色素となり、その量より少なければ黄色に近くなり
なくなれば白髪になるものとがあります。

チロシナーゼは、僅かな銅イオンにより活性化されますが、一度活性化が失われれば、
復活はまず望めないといわれています。

そのため銅イオンを含んだ食べ物をとることが、
白髪になる年代を遅らせる方法と考えられています。

しかし一度白髪になった毛髪が黒い毛髪に戻ることは、薬の副作用で白髪になった人が、
その薬の服用をやめたとき以外ほとんどありません。

若い黒い毛髪の人でも、頭皮に尋常性白斑(しろなまず)という病気にかかりますと、
その場に生えている毛髪は白髪になります。
また薬の副作用によって、例えば、血圧降下剤のサイアザイドの服用により白髪化した
報告がありますが、尋常性白斑は治れば黒い髪に、薬剤の副作用により白髪になった髪は
これも服薬を止めれば黒い髪に戻ります。

白髪の年代を遅らせる銅イオンを含んだ食べ物は、
甲殻類(エビ、カニ)貝類、ココア などがあります。