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ダイエットによる脱毛


休止期毛性脱毛症

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ロングランになっている若い女性のダイエット願望ですが、
毛髪が何からできているかも考えずに、ひたすら痩せたい、食べない、
食物繊維による栄養分の排泄の連続では、毛髪がうまくつくれなくなって、
ついには脱毛になるのも当然です。

毛も、皮膚の角質も、爪もみんな硫黄を含んだケラチンというタンパク質からできているのですから、
含硫アミノ酸の多い食物を考えたバランスの良い食事にしなければなりません。
日本の症例ではありませんが、実験的に無タンパク食にした場合、健康男子でも毛が細くなり始めた
との報告もあります。

ダイエットの失敗によるタンパク質不足から皮膚が乾燥し、無月経となり、びまん性の脱毛を見ます。
毛根像は一般に見られる休止期手以外に、木の根のような角化性毛根を示すものも
みられるようになってきました。
髪の色もやや茶味がかったり、乾燥するために艶がなくなり、栄養失調で髪が育たないのですから当然、
毛は細くもなってきます。

ダイエットによる栄養失調が長く続きますと、血液中のタンパク質が少なくなり、
つくられた毛の完全な角化ができなくなる可溶性タンパク質が増える結果、断毛や脱毛がしやすくなるのです。

ダイエットによる萎縮毛
ダイエットによる萎縮毛

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