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脂漏性脱毛症


休止期毛性脱毛症

脂漏性脱毛症

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 男性型脱毛症のへアケアのところでも書きましたが、
頭皮には皮脂腺が多い上に、常在菌も多く生息していて、
3~4日も洗髪しませんと過酸化脂質など炎症性の化学物質をつくったり、
常在菌のマラセチア・フルフルなどの
真菌(カビの仲間)は頭皮を刺激して、
28日(42日説もあります)サイクルの表皮のターンオーバー機能を
著しく短縮させて、角質の脱落を促進し、大量のフケの発生を促します。
このフケが多くなったときに脱毛しますが、
頭皮に生じた炎症性の化学物質などが毛孔を通じて毛根に作用する結果、
毛母細胞に変化が起こり、成長期毛が休止期毛に変えられるのではないかと
考えられています。

 また、脂漏の体質をもった人に、頭皮に白いフケの塊のようなものがつき、
毛孔に赤色の丘疹を生じる頭部脂漏性湿疹がありますが、
このような場合に休止期毛の脱毛が多くなることがあり、
これを脂漏性脱毛症といっています。
真菌の殺菌剤入りのシャンプーで洗髪するなどの局所療法のほかに、
1日にビタミンB2を40mg、B6を20mg 内服するとかなり好転することがあります。

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